2024年01月27日
化膿性脊椎炎と腸腰筋膿瘍
かなりブログがご無沙汰になりました。
11月の中旬に腰の激痛が治まらず七週間入院してました。
病名はタイトルにもある、化膿性脊椎炎と腸腰筋膿瘍です。
端的に言えば、細菌が脊椎に入り炎症を起こす病気です。
怖い病気らしく、幸い致命傷で済みました。あかんがな。
無事に生還しました。
年末年始を病院で過ごし年明けに退院しました。
現在はリハビリも進んで、二月からちょっとずつ営業再開していこうと思っています。
急病は本当に突然です。
このブログが皆さんの心の構えになれば幸いです。
ちなみに現在は脊椎の間にあった細菌がなくなりましたが、その跡にはすきまが開いているので痛みはまだ続いてます。
入院直後にコルセットを作ってもらって付けっぱなしの生活なので動きに制限があるのがめんどくさい。
すきまが閉じて脊椎がくっつくと完治です。半年かかることもあるそうです。
まず発症当日、救急車を呼ぶ時に迷いました。
たかが腰痛かもしれんし、少し安静にしてたら治るかもしれん。と。
その日は日曜日やったんですね。
でもひょっとしたら急性膵炎が再発したんかも、とかの不安もあったので結果的に救急車を呼びました。
歩くのも困難なくらい激痛やったんで。
ぎっくり腰かなとも思ったので近くの第二日赤に搬送してもらいました。人間ドックもここで受けてることもあって。
診察の結果、ただの腰痛ということで湿布薬と鎮痛剤を処方されて帰らされたのですが、その日の夜中になってもずっと激痛のままでした。
で、もう完全に起き上がれないのと、激痛が激痛過ぎて麻痺に近いレベルの極痛。
これ絶対あかんやつや、と本能が警報音を出してます。
今度は迷わず救急車呼びました。
救急隊は来てはくれるんですが、「病院から一度帰らされたなら、また帰らされると思いますよ」の一言。
極痛やっちゅうとんねん。ぎっくり腰でこんななるか?
とりあえず病院に行くだけ行きましょか、みたいな雰囲気でした。
で、第二日赤の救急医、これが本当に最悪でした。
宮国ってドクターでしたが、検査の結果、細菌は無いとハッキリ言いよったんですね。
病院から近いからほふく前進で帰りますか?
って言われました。こいつに。
激痛でベッドから起き上がれない患者にヘラヘラした顔で言うことか?
誤診はこいつの経験値無さのおバカちゃんやから仕方ないとしても、腰激痛の患者にほふく前進で帰れと。
その後、あらためて専門医の整形外科の先生にMRTで検査してもらったら、化膿性脊椎炎。
あと少し遅かったら危なかったかもしれませんでしたね、と言われました。
おい、京都第二日赤の救急医の宮国、お前はもう現場に立つな。
もし手遅れやったらどうなってたんでしょうか。
ここで、わたしが学んだのは、とりあえず粘れ。です。
救急隊も医者も当たり外れがあるので、自分の身体が明らかにおかしいなら納得いくまで検査してもらうべきです。
でもね、激痛で思考回路も停止してるし精神的にも困憊しているのでその場の言いなりになるかもしれません。
でも粘れ!です。
もし一歩間違えたら、、、間違えられてたら。
そして整形外科の先生は本当に素晴らしかったです。
わたしは二度と第二日赤に救急で行きませんし、皆さんにもオススメはしませんが、整形外科の先生は丁寧で親身でした。
「痛みの原因が分からなければMRTまではせめて撮るべきですね」
と後におっしゃって、病気についての説明も分かりやすかったです。
で、化膿性脊椎炎で入院。
その後、右腸腰筋膿瘍も診断されました。
右脚の付け根、股関節あたりの筋肉のあたりにも膿溜まりがあり、それを抜くために背中からドレーンを挿して患部までチューブを通されました。
背中から右脚付け根まで体内にチューブ。五日間くらい挿しっぱなし。
腰の痛みに比べたら、背中に挿さったチューブなんて蚊みたいなもんです。
鎮痛剤が効いてる時は、腰の痛みもマシなんですがちょっとでも捻ったり、軽く咳をしようものなら尖ったハンマーで尾てい骨を殴打する様な激痛です。ほんまに痛過ぎてもはや痺れてるような感覚です。
トイレどうすんの?ってなりますよね。
激痛でも、車椅子に乗ってトイレに行きました。
小はともかく、大きい方は意地でもトイレに行こうと。
ここでまた学んだのは、リハビリはしておこう、です。
腰はずっと激痛でしたが、コルセットを付けて鎮痛剤を飲んでる時に屈伸などのリハビリも続けました。
寝たきりやったので、足の筋肉が弱ってしまうと余計に歩けなくなるので。
この時点で12月に入ったとこでした。なんとか正月には帰りたいと思って毎日リハビリ。
まー、結果的に帰れなかったんですが、他にも理由がありまして。
炎症のせいなのか寝たきりやったなのか、元からなのか、今となっては分からないのですが、血糖値が上がって糖尿病の診断もされてしまいました。
糖尿病ということはインシュリンが足りてない。
インシュリンは膵臓から出てるはず。
てことは、もしかして膵臓も悪いのかと思って、消化器内科も受診させてもらいました。
結果は慢性膵炎。
八年前にアルコール性の急性重症膵炎をやっちゃってから、慢性膵炎にはなりたくないなーと思いつつ、ここ数年はビールを飲んでたので自業自得です。
まー急性膵炎も激痛&激痛でした。それはまた別のお話し
人間ドックを毎年受けてるのに意味ないやんとか思いましたよ。
化膿性脊椎炎に右腸腰筋膿瘍、糖尿病に慢性膵炎。
慢性膵炎は平均寿命を縮めて、特に膵臓癌になる確率高い。。。癌を見つけた時点で余命わずかのサドンデス。
退院後にわたしの元々のかかりつけ医である糖尿病専門のお偉い先生に聞いたら、急性膵炎をやってる時点で慢性膵炎になってたんちゃうか、と。
まじかー。。。慢性膵炎にはなりたくなかったなー。。。
この先ずっと膵臓癌の恐怖と戦うのかー。。。
ぎっくり腰のつもりが
天和に四暗刻、字一色。トリプル役満。
でも年内には帰りたい。
はよ家族に会いたいなー、としか思わなかったです。もう。
子供もまだまだ小さいですし。
悲しんでても仕方ないのでとりあえず化膿性脊椎炎と腸腰筋膿瘍をなんとかしよう、と気持ちを切り替えました。
ここからBGMはロッキーです。
化膿性脊椎炎は抗生物質で細菌を殺すしかないのでさておき、
腸腰筋膿瘍は背中に挿さってるチューブから排膿されないと治療期間が長引くので、右脚付け根に溜まってる膿が出るように屈伸とかしてました。
寝たきりやとなかなか排膿されなかったので。
挿さってるチューブの先端が右脚付け根の体内の筋肉にゴリゴリ当たって痛いんです。腰も激痛のまんまやし。
糖尿病はインシュリン注射されてたのですが、化膿性脊椎炎が治まるにつれて血糖値も下がっていき、さらには経口薬に変わり、今は落ち着いてます。
運動したら血糖値下がると聞いたので病院でも筋トレとかしてました。
そして大晦日の頃には腰の炎症もだいぶ引いてきて、年明けてから退院となりました。
体内の細菌がなくなったであろう頃から急に腰の痛みがマシになりました。医学は偉いもんです。
二ヶ月近くも入院してたら、大部屋で色んな人が入れ替わりしてました。
特に御年配の方とかの症状を聞いてると、本当に健康寿命って大事やなと心から思いました。
『生きる』ってなんやろ、て。
若い人もいました。静脈瘤がどうのこうので退院したのにすぐ吐血してまた入院したとか、って聞こえてました。
言うてわたしも身体にチューブ挿して動けずに、点滴打って、味の薄いご飯食べて、寝て、また朝が来て。
じじいになって、ずっとこんななら生きてても楽しいんやろか。もっと色々やりたいことあったなー。
って考えてました。
自分はなにも症状ないから大丈夫。
って思ってるあなた、いやいやいやいや。
病魔はいつでも抜き足差し足忍び足。
健康診断とか人間ドックも大事ですけど、元気なうちにやりたいことやって生きる方がええです。
後悔先に立たず。一病息災。
好きなことして生きてるわたしでもそう思いました。
幸い、フラットなところでは普通に歩けるようになってるので、引き続きリハビリしながら二月には予約優先で営業再開、主治医の許可が出れば三月半ばには通常営業したいと思ってます☆
しばらくは電話やメッセージなど、前日までに営業確認してくださると助かります。
おまけ
腰激痛で動けない、けど動きたいときに超短時間ですが動けるドーピング方法を見つけました。
わたしはこれでベッドから車椅子に移ったり、スクワットする時などに役立ちました。
腹筋に力入れる。
これだけです。
腹筋に力入れてる間は必然的に腰を曲げられないので、一瞬だけですが痛みもなく動けます。
たぶん。
わたしだけかもしれませんが、もしもの時はお試しください。
11月の中旬に腰の激痛が治まらず七週間入院してました。
病名はタイトルにもある、化膿性脊椎炎と腸腰筋膿瘍です。
端的に言えば、細菌が脊椎に入り炎症を起こす病気です。
怖い病気らしく、幸い致命傷で済みました。あかんがな。
無事に生還しました。
年末年始を病院で過ごし年明けに退院しました。
現在はリハビリも進んで、二月からちょっとずつ営業再開していこうと思っています。
急病は本当に突然です。
このブログが皆さんの心の構えになれば幸いです。
ちなみに現在は脊椎の間にあった細菌がなくなりましたが、その跡にはすきまが開いているので痛みはまだ続いてます。
入院直後にコルセットを作ってもらって付けっぱなしの生活なので動きに制限があるのがめんどくさい。
すきまが閉じて脊椎がくっつくと完治です。半年かかることもあるそうです。
まず発症当日、救急車を呼ぶ時に迷いました。
たかが腰痛かもしれんし、少し安静にしてたら治るかもしれん。と。
その日は日曜日やったんですね。
でもひょっとしたら急性膵炎が再発したんかも、とかの不安もあったので結果的に救急車を呼びました。
歩くのも困難なくらい激痛やったんで。
ぎっくり腰かなとも思ったので近くの第二日赤に搬送してもらいました。人間ドックもここで受けてることもあって。
診察の結果、ただの腰痛ということで湿布薬と鎮痛剤を処方されて帰らされたのですが、その日の夜中になってもずっと激痛のままでした。
で、もう完全に起き上がれないのと、激痛が激痛過ぎて麻痺に近いレベルの極痛。
これ絶対あかんやつや、と本能が警報音を出してます。
今度は迷わず救急車呼びました。
救急隊は来てはくれるんですが、「病院から一度帰らされたなら、また帰らされると思いますよ」の一言。
極痛やっちゅうとんねん。ぎっくり腰でこんななるか?
とりあえず病院に行くだけ行きましょか、みたいな雰囲気でした。
で、第二日赤の救急医、これが本当に最悪でした。
宮国ってドクターでしたが、検査の結果、細菌は無いとハッキリ言いよったんですね。
病院から近いからほふく前進で帰りますか?
って言われました。こいつに。
激痛でベッドから起き上がれない患者にヘラヘラした顔で言うことか?
誤診はこいつの経験値無さのおバカちゃんやから仕方ないとしても、腰激痛の患者にほふく前進で帰れと。
その後、あらためて専門医の整形外科の先生にMRTで検査してもらったら、化膿性脊椎炎。
あと少し遅かったら危なかったかもしれませんでしたね、と言われました。
おい、京都第二日赤の救急医の宮国、お前はもう現場に立つな。
もし手遅れやったらどうなってたんでしょうか。
ここで、わたしが学んだのは、とりあえず粘れ。です。
救急隊も医者も当たり外れがあるので、自分の身体が明らかにおかしいなら納得いくまで検査してもらうべきです。
でもね、激痛で思考回路も停止してるし精神的にも困憊しているのでその場の言いなりになるかもしれません。
でも粘れ!です。
もし一歩間違えたら、、、間違えられてたら。
そして整形外科の先生は本当に素晴らしかったです。
わたしは二度と第二日赤に救急で行きませんし、皆さんにもオススメはしませんが、整形外科の先生は丁寧で親身でした。
「痛みの原因が分からなければMRTまではせめて撮るべきですね」
と後におっしゃって、病気についての説明も分かりやすかったです。
で、化膿性脊椎炎で入院。
その後、右腸腰筋膿瘍も診断されました。
右脚の付け根、股関節あたりの筋肉のあたりにも膿溜まりがあり、それを抜くために背中からドレーンを挿して患部までチューブを通されました。
背中から右脚付け根まで体内にチューブ。五日間くらい挿しっぱなし。
腰の痛みに比べたら、背中に挿さったチューブなんて蚊みたいなもんです。
鎮痛剤が効いてる時は、腰の痛みもマシなんですがちょっとでも捻ったり、軽く咳をしようものなら尖ったハンマーで尾てい骨を殴打する様な激痛です。ほんまに痛過ぎてもはや痺れてるような感覚です。
トイレどうすんの?ってなりますよね。
激痛でも、車椅子に乗ってトイレに行きました。
小はともかく、大きい方は意地でもトイレに行こうと。
ここでまた学んだのは、リハビリはしておこう、です。
腰はずっと激痛でしたが、コルセットを付けて鎮痛剤を飲んでる時に屈伸などのリハビリも続けました。
寝たきりやったので、足の筋肉が弱ってしまうと余計に歩けなくなるので。
この時点で12月に入ったとこでした。なんとか正月には帰りたいと思って毎日リハビリ。
まー、結果的に帰れなかったんですが、他にも理由がありまして。
炎症のせいなのか寝たきりやったなのか、元からなのか、今となっては分からないのですが、血糖値が上がって糖尿病の診断もされてしまいました。
糖尿病ということはインシュリンが足りてない。
インシュリンは膵臓から出てるはず。
てことは、もしかして膵臓も悪いのかと思って、消化器内科も受診させてもらいました。
結果は慢性膵炎。
八年前にアルコール性の急性重症膵炎をやっちゃってから、慢性膵炎にはなりたくないなーと思いつつ、ここ数年はビールを飲んでたので自業自得です。
まー急性膵炎も激痛&激痛でした。それはまた別のお話し
人間ドックを毎年受けてるのに意味ないやんとか思いましたよ。
化膿性脊椎炎に右腸腰筋膿瘍、糖尿病に慢性膵炎。
慢性膵炎は平均寿命を縮めて、特に膵臓癌になる確率高い。。。癌を見つけた時点で余命わずかのサドンデス。
退院後にわたしの元々のかかりつけ医である糖尿病専門のお偉い先生に聞いたら、急性膵炎をやってる時点で慢性膵炎になってたんちゃうか、と。
まじかー。。。慢性膵炎にはなりたくなかったなー。。。
この先ずっと膵臓癌の恐怖と戦うのかー。。。
ぎっくり腰のつもりが
天和に四暗刻、字一色。トリプル役満。
でも年内には帰りたい。
はよ家族に会いたいなー、としか思わなかったです。もう。
子供もまだまだ小さいですし。
悲しんでても仕方ないのでとりあえず化膿性脊椎炎と腸腰筋膿瘍をなんとかしよう、と気持ちを切り替えました。
ここからBGMはロッキーです。
化膿性脊椎炎は抗生物質で細菌を殺すしかないのでさておき、
腸腰筋膿瘍は背中に挿さってるチューブから排膿されないと治療期間が長引くので、右脚付け根に溜まってる膿が出るように屈伸とかしてました。
寝たきりやとなかなか排膿されなかったので。
挿さってるチューブの先端が右脚付け根の体内の筋肉にゴリゴリ当たって痛いんです。腰も激痛のまんまやし。
糖尿病はインシュリン注射されてたのですが、化膿性脊椎炎が治まるにつれて血糖値も下がっていき、さらには経口薬に変わり、今は落ち着いてます。
運動したら血糖値下がると聞いたので病院でも筋トレとかしてました。
そして大晦日の頃には腰の炎症もだいぶ引いてきて、年明けてから退院となりました。
体内の細菌がなくなったであろう頃から急に腰の痛みがマシになりました。医学は偉いもんです。
二ヶ月近くも入院してたら、大部屋で色んな人が入れ替わりしてました。
特に御年配の方とかの症状を聞いてると、本当に健康寿命って大事やなと心から思いました。
『生きる』ってなんやろ、て。
若い人もいました。静脈瘤がどうのこうので退院したのにすぐ吐血してまた入院したとか、って聞こえてました。
言うてわたしも身体にチューブ挿して動けずに、点滴打って、味の薄いご飯食べて、寝て、また朝が来て。
じじいになって、ずっとこんななら生きてても楽しいんやろか。もっと色々やりたいことあったなー。
って考えてました。
自分はなにも症状ないから大丈夫。
って思ってるあなた、いやいやいやいや。
病魔はいつでも抜き足差し足忍び足。
健康診断とか人間ドックも大事ですけど、元気なうちにやりたいことやって生きる方がええです。
後悔先に立たず。一病息災。
好きなことして生きてるわたしでもそう思いました。
幸い、フラットなところでは普通に歩けるようになってるので、引き続きリハビリしながら二月には予約優先で営業再開、主治医の許可が出れば三月半ばには通常営業したいと思ってます☆
しばらくは電話やメッセージなど、前日までに営業確認してくださると助かります。
おまけ
腰激痛で動けない、けど動きたいときに超短時間ですが動けるドーピング方法を見つけました。
わたしはこれでベッドから車椅子に移ったり、スクワットする時などに役立ちました。
腹筋に力入れる。
これだけです。
腹筋に力入れてる間は必然的に腰を曲げられないので、一瞬だけですが痛みもなく動けます。
たぶん。
わたしだけかもしれませんが、もしもの時はお試しください。
Posted by まーさん堂 at 19:56